さまざまな猫のふしぎ！？を調べてみました

ねこには、ふしぎなことがままあります。

どうしてこんなことをするんだろう？ということもあれば、えっ！そうなの？と口にしてしまうような、私たちには考えられないこともあるのです。

こちらでは、そんなふしぎをいくつかご紹介いたします。

1回の出産で複数のパパがいる

猫_親子

ねこは、一度に複数のこねこを産みますね。なかには、ママとも一緒に生まれてきたこねことも似ても似つかない子が生まれる場合があります。（うちの子がそうです。）それには、突然変異や雑種という言葉だけでは片づけられない理由がありました。

その理由とは、『異期複妊娠ーいきふくにんしん－』とよばれる妊娠をすることです。

ねこは『交尾排卵動物』なので、交尾をすることにより排卵が促されます。そのため、すでに身ごもっていても他の雄ねこと交尾をすると、さらに身ごもることができるのです。私たち人間の常識では、考えられないメカニズムですね。

猫_ひなたぼっこ

ねこの象徴とも言うべき、ひなたぼっこ。ぽかぽか日のあたる場所で、気持ちよさそうにお昼寝するねこをよく見かけますね。ひなたぼっこは人間も好きですが、これにもちゃんと理由がありました。

ねこは、陽射しにあたることにより毛や皮膚を滅菌したり皮膚病を予防したりしています。また、陽にあたると体の中でビタミンＤを作り出すことができるのです。ひなたぼっこは、気持ちいい＝生きるために大切なことでもあるのです。

しかしながら、暑い日にずっと日なたにいることは熱中症などの原因になりかねません。室内で飼っている場合は、涼しいところにも行かれるよう環境に配慮が必要ですね。

猫_雨やどり

『ねこが顔を洗うと雨が降る』。そんな話を聞いたことはありませんか？これも、まんざら都市伝説とは言えないのです。一説によれば、天気予報でよく聞く低気圧が関係していることがわかりました。

その理由として、湿度とねこのヒゲに関係があります。ヒゲが湿ってしまうと感度が下がるため、ねこは「ん？ひげがなんだか気持ち悪いぞ。」と顔を洗うことがあるのです。

低気圧により、雨が降ったり曇ってジメジメしたりしますね。よって、ねこにも体調の変化が現れるーという仕組みになっているのですね。

猫_おひるね

雨の日は、気分も身体も重たくなりますが、ねこにとっても同じであることがわかりました。気圧が低下することにより、ねこの体にも変化が生じるのです。

その理由としては複数あり、ひとつは気圧の変化によって体にかかる圧力も変わってくるということ。高気圧のときは、圧力がかかり体が締めつけられるため血管も締まります。しかし、低気圧のときは、圧力から体の締めつけが解放されるため血管も膨張して、血流が悪くなったり体調も優れなくなるのです。

もうひとつは、睡眠ホルモンが活発になること。メラトニンというこの睡眠ホルモンは、眠りを調整する作用や新陳代謝を促したり老化や病の防止に効果があります。陽射しを浴びるとメラトニンを止めて体は活発になりますが、雨や曇りで陰っているときは、メラトニンが分泌し続けるため体が眠る状態になるのです。

さらには、低気圧により体が酸素不足になるのも原因のひとつ。状態としては、血中酸素がうまく運ばれない言わば貧血のようになるため体を休めたくなるのです。

雨など、天気のよくない日にねこが目を伏せているのを見かけたら、体を休ませたいのだと配慮してあげたいですね。

猫_病気？

ねこの病の中でも、腎臓の病は治癒が難しいことで知られていますね。しかし、宮崎徹氏によってねこに腎不全が多いとされる理由が解明されています。

ねこに腎臓の病が多い理由としては、腎臓の機能が低下してもAIMと呼ばれるタンパク質が働かず、尿細管に老廃物が詰まってしまうということ。そこで、ネコ型のマウスに普通のマウスのAIMを投与したところ腎臓の機能が改善したというのです。

しかも、腎不全の治療薬について2022年までの商品化が目指されていることもわかりました！ノーベル賞をあげたいくらいの研究結果！一日も早く、治療薬が開発されて欲しいものですね。

ねこのふしぎについて調べてましたがいかがでしたか？猫の本能からくること、生まれながらに備わっていることなど、さまざまなふしぎがありましたね。

私たちを楽しませ、癒してくれるねこさん。すべてのねこが、健やかにいのちを全うできる優しい世の中になればと願わんばかりです。