『キャッツ（CATS）』は楽しくて感動する猫の物語・ぜひ舞台を観て下さい！
ここのところ、仕事に追われてブログを更新できないにゃんふぁんですが、気分転換に記事をひとつ執筆します。
最近、ハリウッドで映画化された『キャッツ』ですが、日本では劇団四季がミュージカルのロングラン公演を行ってきた作品として知られていますね。
私は、かれこれ20数年ほど前に劇団四季の『キャッツ』を見に行きました。バレエが好きなので、演じ手と客席との一体感や素晴らしいダンスに魅了されましたよ。それに、ジェリクルキャッツが言う「猫には3つの名前があるー」という話が印象的でした。
こちらでは、キャッツの魅力についてご紹介いたします。
『キャッツ』とは
『キャッツ』は、 T・S・エリオット（トマス・スターンズ・エリオット）が書いた詩集の『キャッツーポッサムおじさんの猫とつき合う法』をもとに作られました。
アンドルー・ロイド・ウェバーが作曲を手がけた、数々のミュージカルの中でももっとも有名なミュージカル作品と言えるでしょう。
日本でも大人気のキャッツは、劇団四季がロングラン上演を続けていますね。
映画『キャッツ』のストーリー
ロンドンの波止場近くにあるゴミ捨て場。人間に捨てられてしまった白猫のヴィクトリアは、猫たちの集団『ジェリクルキャッツ』に助けられます。
ジェリクルキャッツは、満月の夜に開かれる舞踏会『ジェリクルボール』で個性的なパフォーマンスが繰り広げます。それは、生涯で一度きり一夜限りの特別な舞踏会で、ジェリクルの選択にもっともふさわしいと選ばれた1匹は、ヘビサイド層（天上の世界）へ昇って生まれ変わることができ、新しい人生を得られるという素晴らしいイベントなのでした。
どの猫が選ばれてもおかしくない、素敵なパフォーマンスをする猫たち。そのなかで選ばれる、ただ1匹の幸運な猫とは…。
「猫には3つの名前があるー」
ジェリクルキャッツのセリフのなかに、猫には3つの名前があるという話が出てきます。
それは、『家族が毎日使う名前』『もっと格別の威厳のある名前』『人間様には思いもつかない名前』です。
そうかもしれない。きっとねこたちならではの名前があるに違いない！私は、そう思いました。
名曲『メモリー』
キャッツと言えばこの歌、誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。メモリーは、グリザベラの哀しい心情や美しい思い出を歌った素晴らしい歌なのです。
ぜひ、グリザベラが歌うメモリーを生で聴くことをおすすめします。
映画『キャッツ』と劇団四季『キャッツ』との違い
映画は、海外で上演されているミュージカルをもとに作られていますが、日本で上演されている劇団四季のキャッツは内容が少し異なります。
キャッツの舞台
映画では …… 「ロンドンの繁華街にあるゴミ捨て場」
劇団四季では …… 「都会の夜のゴミ捨て場」
挿入歌『Beautiful Goast（ビューティフル・ゴースト）』
映画では …… ヴィクトリアが歌う、この映画のために書き下ろされた曲
劇団四季では …… 歌自体がない
登場する猫
映画では …… ヴィクトリアが歌う、この映画のために書き下ろされた曲
劇団四季では …… 歌自体がない
場面
映画では …… マキャヴィティがジェリクルの選択に選ばれたくて猫たちをさらう。
劇団四季では …… 猫たちをさらう場面がない
メイクなど見た目
映画では …… 人間ぽくて妙にセクシー
劇団四季では …… 猫っぽく毛がふさふさしていたり、メイクやマスクなどまさに猫
登場ねこ
映画では …… ほぼロンドンのミュージカルに基づいている
劇団四季では …… 名前は同じでもどこかが違う劇団四季のオリジナル猫がいる
毛なみや服装が違う猫
ランペルティーザ、ディミータ、ボンバルリーナ、マキャヴィティ
名前だけ同じで設定が違う
シラバブ、ジェミマ、コリコパット、カーバケッティ、ギルバート
まとめ
基本的に、舞台で上演されているキャッツはストーリー性はないと言われています。（私は、そんなことはないと思うのですが。）
なので、ストーリーを楽しみたい方は映画版を、とにかくねこの個性や歌やダンスを楽しみたい方は舞台版をおすすめします。
見る人によっては、好みが分かれるキャッツですが、ねこ好きのあなたならどちらにしてもジェリクルキャッツの性格や行動に共感できるでしょう。
ぜひ、ご覧になって下さいね。
